愛媛十全医療学院 平成28年度 授業要綱
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-4-学科名必修科目理学・作業化学科目名区分単位数基礎分野1担当者学年・学期講師1年生前期白石征〔授業の目的・ねらい〕身のまわりの物質を科学的な眼で見て、うまく使いこなすことができるように、科学的な知識を身につけ、それを実際の生活に応用できるような能力を養ってほしい。われわれは物質文明のかつてない繁栄のもとに、あり余るほどの豊かな物質に囲まれて生活している。そんな中で近年、衣食住に関連した各種の素材は大きく変わってきている。ファインセラミックス、新金属素材、新燃料などが出現し、環境面においても色々と問題が生じてきている。この授業では、あまり化学式などは使わず、化学の基礎の理解と身近な物質の理解とを目的としている。そして、得られた化学的な知識は、日常の生活の中で実際にいろいろな製品を使用する際に、また、日常的な会話の中でも役立つものと確信する。〔授業概要〕1.物質の成り立ち2.原子・分子論の発展3.原子の構造(電子配置)4.化学結合について5.水について(化学構造、特異な性質、汚染)6.空気について(組成、地球大気の変遷)7.大気の汚染と地球温暖化について8.有機化合物について(性質、構造、炭化水素の異性体と命名)9.燃料のうつりかわり(石炭、石油、原子力など)10.石油について(石油製品:LPG、ガソリン、灯油、軽油など)11.原子力エネルギーと再生可能エネルギーについて12.ケイ酸塩の化学(窯業製品について-ガラス、セメント、陶磁器,ファインセラミックスなど)13.金属の化学(一般的性質、製法など、各論:鉄、アルミニウム、銅、貴金属など、新金属材料)〔教科書〕化学のこころ伊藤明夫著裳華房〔参考書〕特に指定しない。〔その他〕できるだけ多くの視聴覚教材を使用して授業を進める予定である〔成績評価の方法〕出席状況、授業態度、中間試験および期末試験などにより総合的に評価する

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