-85-作業療法概論Ⅰ学科名作業療法学科必修科目科目名(管理学)区分・授業方法専門・講義,演習単位数実務担当講師三澤一登学年・学期1年生後期1〔授業の目的・ねらい〕後期は、具体的な作業療法の内容と作業療法士の業務内容について学ぶ。〈ポイント〉作業療法の原理及び理論前期に学んだ作業の意味を理解し治療的応用を学ぶ。学習項目①作業療法の原理と理論について理解する。根拠となる理論的背景作業の意味や治療的な応用法について知る。②領域別・時期別リハビリテーションを理解し作業療法士の役割を知る。ライフステージに沿って個人因子の主たる生活背景や環境因子との関係性を理解する。対象疾患の特性と対象者の状態に応じた作業療法士の具体的な役割を理解する。③作業療法の過程について学ぶ。医療領域で提供される作業療法の法的根拠を理解する。医療以外の他領域での作業療法士の役割を理解する。多職種連携の重要性について学ぶ。④作業療法管理運営について知る。法制度と報酬上の仕組みについての関連性を学ぶ。職業人としての責任及び倫理綱領について理解する。リハ部門及び作業療法部門の管理運営について学ぶ。⑤日本の作業療法の養成教育及び生涯教育についてその重要性を学ぶ。〔授業概要〕〔教科書〕1.作業療法学全書第1巻作業療法概論編集杉原素子協同医書出版2.図解作業療法技術ガイド〈第3版〉文光堂〔参考書〕1.作業療法実践の仕組み事例編矢谷玲子協同医書出版2.作業療法概論岩崎テル子医学書院3.作業療法ガイドライン日本作業療法士協会〔その他〕1.作業療法ジャーナル・その他関連する資料配布2.DVD教材及び視聴覚教材の活用〔成績評価の方法〕①期末筆記試験(8割程度)、②課題提出レポート(1割程度)、③出席状況及び受講態度(1割程度)上記の①~③を総合的に判断し成績評価とする。【後期】①前期のまとめ総括後期講義内容について夏期見学実習の体験から見えるもの感じたこと②第5章作業療法の実際③作業療法の原理理論の応用根拠になっている作業療法士の作業療法に対する考え方④領域別・疾患別作業療法の実際制度の中での作業療法の位置づけと内容を知る。現状から見える背景と今後の課題の整理及び対策について⑤圏域別作業療法地域包括をキーワードに国の施策から見えるもの地方自治体の実態と現状にあった取り組みについて⑥第6章作業療法の過程について⑦作業療法の流れについて作業療法ガイドラインを参考に作業療法の流れと具体的な実践について⑧作業療法の開始と情報収集⑨作業療法評価計画の立案と評価実施総合的なまとめ⑩第7章作業療法部門の管理運営⑪組織の在り方・多職種連携チーム医療の考え方医療の機能分化と役割分担⑫多職種連携報酬に関わる制度設計との関係性医療専門職としての作業療法士の専門性作業療法士の職業人としての責任と役割⑬第8章作業療法士の養成教育・生涯教育養成教育カリキュラムの構成と内容と生涯教育の重要性⑭第10章職能組織・専門職組織倫理綱領について⑮総括
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