愛媛十全医療学院平成30年度授業要綱
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-80-学科名作業療法学科必修科目科目名作業療法評価学Ⅰ<MMT><ROM>区分専門分野単位数担当者講師大西・木下・安永学年・学期1年生後期1〔授業の目的・ねらい〕評価全般の目的、意義を理解する。援助計画立案には、狭義の評価(検査・測定)だけでは不十分であることを理解する。そして、広義の評価(評価・測定、観察、調査、生活や作業活動で捉えれること、面接などを含む)の意味とその各要素についての重要度、関連性を集合図で理解する。評価におけるバイアス、客観的評価に必要な要素と評価項目決定の因子、正常値の範囲について学ぶ。そのために下記の具体的な検査を学び、その実技を習得する。<MMT>MMT(徒手筋力検査)について、目的・意義を理解し、実技練習を通して手技を体得し、正しく評価できることを目的とする。また、疾患の特徴や対象者の特徴を考慮しながら、より実践的に評価できることを目標とする。<ROM>評価項目の1つである関節可動域測定(ROM)について、その目的・方法・注意点等を文献および実技経験を通して習得・体得し、臨床の場で実践できることを目標とする。〔授業概要〕1.評価学総論について評価全般の目的・意義、広義と狭義の評価の違い。バイアス、評価に必要な要素、評価項目決定の因子、正常値の考え方(身障、精神)2.ROM測定についてROM測定の目的・意義ROM測定の検査方法・注意点3.各関節におけるROM測定実技練習(肩甲骨・上肢)4.各関節におけるROM測定実技練習(下肢・頸部)5.各関節におけるROM測定実技練習(体幹・手指)6.徒手筋力検査の原理、段階づけシステム7.徒手筋力検査の手順(姿勢、抵抗、固定など)、代償動作8.肩関節のMMT9.肘関節、前腕のMMT10.手関節、手指のMMT11.肩甲帯のMMT12.股関節のMMT13.膝関節、足関節ののMMT14.頭頸部、体幹のMMT15.その他の筋力検査〔教科書〕<MMT>新・徒手筋力検査法(協同医書出版)標準作業療法学作業療法評価学(医学書院)<ROM>標準作業療法学作業療法評価学(医学書院)〔参考書〕<MMT>旧版の徒手筋力検査法(協同医書出版)〔その他〕骨標本・筋肉標本実技可能な服装〔成績評価の方法〕実技試験(口頭含む)、筆記試験、出席状況、授業態度

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