愛媛十全医療学院平成30年度授業要綱
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-47-※OTと共通理学療法概論Ⅱ学科名理学療法学科必修科目科目名(医療倫理Ⅱ)区分専門分野単位数担当者講師松田芳郎学年・学期2年生前期1〔授業の目的・ねらい〕医療が人間の生と死に深く関わる分野である以上、医療に携わる者なら誰もが取り組まざるを得ない重要な問題のひとつが医療倫理である。医療倫理は、臨床研究、先端医療、生殖医療、脳死・移植医療、尊厳死など特別な分野において様々な問題を提起するが、日常の医療現場にも職種を問わず多くの倫理的問題が存在する。しかしそれらは、あまりにありふれて、かえって見逃され、気付かれないでいることが多いが、患者にとっては非常に深い意味を持つものである。医療者が提供しようとしている治療やケアが、患者にとって不利益になったり、人間としての尊厳を冒すものであってはならない。このような倫理的問題に対し、医療人として問題を発見する感受性を磨き、それにどのように向き合うかを考えるのがこれからの授業の目的である。〔授業概要〕1.臨床倫理の基本的な考えと歴史を振り返る。2.現代の医療の場でどのような倫理的課題があるか取り上げる。3.ケーススタディーを提示し、それについて各自が問題点を考え議論してゆく。〔教科書〕講義に当って担当者が作製した資料を配付する〔参考書〕臨床倫理学の方法宮坂道夫医学書院臨床論理学ベーシックレッスン石垣靖子ほか日本看護協会出版会学生と考える生命倫理金子章道ナカニシヤ出版〔その他〕〔成績評価の方法〕課題を与えレポート提出で評価する

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